シニアの愛犬にこれまでと同じように接していませんか?
変わらず愛情をかけるのは大切ですが、若い頃とシニア期では愛犬の喜ぶことが違います。
そこで今回は、シニア犬が喜ぶことをご紹介します。
犬は老齢になると嗅覚や視覚が衰えるため、周囲の気配を感じづらくなります。
その結果、若い頃より孤独や不安を感じやすくなり、夜鳴きにつながることもあります。
シニア期は体を使った遊びは少なくなりますが、体をなでたり話しかけてスキンシップやコミュニケーションを意識して増やしましょう。
そうすることで、感覚が衰えても「自分はひとりじゃない」と愛犬が安心できますよ。
一方、感覚が衰えると人が近づいてもなかなか気づきません。
急に背後から触ろうとすると、愛犬が驚いた拍子に飼い主さんに噛みつくケースもあるので注意が必要です。
スキンシップの際は必ず愛犬の視界に入る位置で、愛犬が聞こえる声量で話しかけながら行いましょう。
シニアになると代謝や体の機能が低下するため血流も滞りがちです。
筋力も落ちるため思ったように体が動かなくなり、だるさを感じることも増えるでしょう。
飼い主さんはコミュニケーションついでに、体全体を軽くマッサージしてあげてください。
マッサージと言ってもツボ押しなど難しいことは考えなくて大丈夫です。
・ステップ①
まずは、背骨に沿って首の後ろからしっぽの付け根まで、手のひらで数回やさしくなで下ろしましょう。
・ステップ②
次に、足の付け根から足先に向かって「の」の字を描くように、手のひらでさすっていきます。
愛犬が嫌がらない程度に前足・後ろ足ともに数回行ってください。
また、犬は耳や鼻など顔周りの感覚が優れている分、顔周辺に疲れが溜まりやすいと言われています。
・ステップ③
耳の付け根や頬、目の上部・下部をさすったり軽く揉んだりしてほぐしましょう。
ただし、関節の病気やケガがある場合、マッサージすることで悪化させる危険もあります。
不安がある場合は、マッサージ前に必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
若い頃に比べると体を動かして遊ぶ時間が短くなるため、ストレス発散の場が少なくなります。
思ったように体を動かせずストレスが溜まりやすいので、飼い主さんが意識して気分転換の場を用意することが重要です。
体を思いっきり動かすのは難しいかもしれませんが、知育玩具で遊ばせたり散歩に連れ出したりしましょう。
それだけでも愛犬の気分転換になりますよ。
とくに、散歩は脳への良い刺激になり認知症予防にもつながります。
10分未満の短時間や自力で歩くのが難しい場合はカートや抱っこでも構いません。
無理のない範囲で、できるだけ毎日続けましょう。
犬にとって噛むことは本能でもあるため、シニアになっても変わらずに重要な行動です。
一方で、シニアになると噛む力が弱くなり、粒の大きいフードや固いオヤツが食べづらくなる場合があります。
うまく噛めないことがストレスになり、食欲が減退する子も珍しくありません。
犬のごはん選びでは栄養面を意識することも大切ですが、シニアになったら「食べやすさ」も重視しましょう。
ご飯を食べやすくする工夫は・・
- ・小粒タイプに変える
- ・お湯でふやかして柔らかくする
- ・ウェットフードを混ぜる
など、愛犬の様子を見ながらご飯の内容を調整してください。
フードの種類を変える場合、急に全て変えると上手く消化できずお腹を壊す危険があります。
別のフードにする際は・・
今までのフード8割に対して新しいフードを2割、次の日には割合を7:3に、そしてまた次の日には6:4に‥と
7〜10日ほどかけて徐々に切り替えましょう。
またシニア期は、これまでより食事の体勢にも気を遣うことが大切です。
お皿の位置を高くしたり角度をつけたり、愛犬が背中や首を曲げずに食べられるよう工夫しましょう。
ペットショップや通販サイトでシニア用の食器も多く市販されているので、愛犬に合ったものを見つけてくださいね。